デジタル資産の可能性を拡大

株式会社ペイクルは、このたびNFTを活用したデジタルコンテンツの提供方式に関する発明が、2025年4月15日付でマレーシアにおいて特許として正式に登録されたことをお知らせいたします(特許番号:MY-208098-A)。本技術はすでに日本国内で特許取得済みであり(特許番号:7488624)、今回のマレーシアでの登録により、当社の知的財産としての国際的な信頼性と技術優位性が一層強化されました。

背景:NFT活用やレンタルにおけるリスクと制約

近年、NFT を活用したデジタルコンテンツのレンタルや流通が注目を集める一方で、既存の仕組みには次のような課題がありました。

  • NFT の所有権を一時的に相手に移転しなければならず、貸主が NFT を失うリスクを伴う
  • NFT の性質上、コンテンツの利用者が常に1人に限定される


これらの制約は、提供者・利用者双方にとって大きな不安要素となっていました。

本発明による解決策:所有権を保持したまま、柔軟な利用権の提供を実現

当社が取得した特許技術は、NFTの所有権を保持したまま、コンテンツの利用権のみを柔軟かつ安全に提供できる新しい仕組みを実現したものです。これにより、たとえば次のようなことが可能になります。

  • 電子書籍・音楽・映像など、複数ユーザーによる同時利用が求められるコンテンツのレンタル提供
  • メタバース内アイテムや教育用素材などの、一時的・限定的な利用権販売モデルの構築
  • コンテンツ提供者が、NFT の価値と安全性を維持しながら、継続的にマネタイズ可能な仕組みの確立

従来の NFT レンタルが抱えていた「資産リスク」と「利用制限」の課題を根本から見直し、 Web3 時代にふさわしいコンテンツ流通の在り方を提示するものです。

今後の展開について

今後もペイクルは、本技術の応用範囲をさらに広げ、コンテンツホルダー・プラットフォーマー・ 利用者すべてにとって価値ある仕組みを展開してまいります。
また、引き続き海外での特許取得も積極的に進め、グローバル市場での技術保護と事業展開 を強化してまいります。

今後とも、当社の革新的な取り組みにご期待ください。

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