2026年10月19日(月)~23日(金)にアクトシティ浜松(静岡県浜松市)で開催された「コンピュータセキュリティシンポジウム2026(CSS2026)」において、当社社員が長崎総合科学大学との共著論文を発表いたしましたので、お知らせいたします。
発表者・テーマ
- 発表者:室橋 太郎(株式会社ペイクル)
- 共著者:坂井 あづみ(長崎総合科学大学 准教授)、江藤 春日(長崎総合科学大学 特命教授)
- 発表テーマ:「デジタル資産相続における権限承継問題の考察 ―本人不在・承継条件未認定時の承認者交代と暗号方式移行―」
- セッション:4B1 ブロックチェーンと暗号技術(1)(2026年10月22日(木))
発表内容の概要
暗号資産を含むデジタル資産の相続では、所有者が亡くなった後や、認知機能の低下・鍵の喪失などで設定変更に関与できなくなった後、承継先が確定するまでの間に、承認者の交代や暗号方式の切り替えが必要になることがあります。本論文は、この期間に資産を移転させないまま、承認体制の維持と、耐量子暗号への移行を含む暗号方式の更新を安全に行うための考え方を整理したものです。
本発表の意義
ペイクルは、長崎総合科学大学と共同研究テーマ「耐量子暗号」に取り組み、量子コンピューター時代を見据えた耐量子暗号のブロックチェーン実装を目指しています。本発表は、その検討内容をデジタル資産相続という具体的な場面に当てはめ、学術の場で問う第一歩となるものです。
シンポジウム概要
コンピュータセキュリティシンポジウム2026(CSS2026)
2026年10月19日(月)~23日(金)
アクトシティ浜松(静岡県浜松市)およびオンライン
一般社団法人 情報処理学会 コンピュータセキュリティ研究会(CSEC)主催、同 セキュリティ心理学とトラスト研究会(SPT)共催
公式サイト:https://www.iwsec.org/css/2026/
今後の展望について
ペイクルは今後も、大学・研究機関との連携を通じて、ブロックチェーン、フィンテック、AI、耐量子暗号などの分野における研究開発を推進し、安全で持続可能な次世代デジタル社会の実現に貢献してまいります。